THE 要塞計画

泥棒の語源

そもそもなんで「泥」と「棒」なのか疑問に思った方はいないだろうか。
泥棒の語源には諸説入り交じっていろいろとあるようだが
正確な語源は未だ掴めていない。
その諸説ある内からいくつか紹介しておこう。

諸説その1

発見された時に身元がわからないように顔に「泥」を塗って隠し、
侵入時に棒を持っていたことが元で「泥棒(泥+棒)」になったとする説。

諸説その2

無理に物を奪い取る「押し取り」の言葉に人の意味を持つ「坊」がくっつき、
転じて「押し取り坊」となった。これが「取り坊」と略され終いには「どろぼう」とする説。

諸説その3

無理に物を「取り奪う」という言葉が転じて「どろぼう」になったとする説。

諸説その4

悪口の「どら息子」、「道楽者」から転じて「どろ」、
乱暴者の「暴」から「ぼう(棒)」になったとする説

他にも「押収坊(おしとりぼう)」からの転じ言葉という説や、昔の手口で
泥と棒を使って音を立てずに戸を開けて侵入していたことから付いたとする説がある。

格言「嘘つきは泥棒のはじまり」

「嘘つきは泥棒の始まり」という格言は広く知られている格言の一つだ。
これは「嘘をついてはいけない」というごく当たり前のことなのだが、
ではこの「一番最初の泥棒」とは誰のことを指していたのか。
当然泥棒を始めたヤツがいたからこの言葉が生まれたのだから
泥棒の元祖たる人物がいたと考えるのが普通だろう。
実はこの「泥棒の元祖」は日本ではなく、古くはギリシャ神話に登場する
オリンポス12神の一人「ヘルメス」らしいのだ。
ヘルメスのことを知らない人への説明を付け加えると、
ビジュアルは羽の生えたサンダルを履くいた青年の容姿をした神で、
全知全能の神ゼウスの息子。
旅人、「泥棒」、商業、羊飼いの守護神ともされている。
このヘルメス、とんでもないことに生まれて間もない頃の時点で
揺りかごを逃げ出し、 アポロン神が飼っていた50頭の牛を盗んだとされている。
そういう背景もあって泥棒の守護神と言われているようだ。
泥棒にも守護神がいるという事実に驚愕である。