THE 要塞計画

防犯に合わないためには防犯グッズを買い揃えるだけでなく、
自分自身が防犯についての知識を持ちつつ防犯への意識を高める必要がある。
防犯にさしあたって心得ておくことはなんだろうか?

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まずは敵を知ろう

中国の古典に『孫子の兵法』というものがある。
この中にある格言では
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と謳われている。
つまり「自分と相手の状況をしっかり把握すれば勝てる」ということわざだ。
防犯の措置を行う前にまず自宅の防犯状況、泥棒の手口や習性を知っておこう。


窃盗犯の習性・特徴

「朝と夜の戸締りさえしっかりしておけば窃盗の心配はない」
と考えている方も多いかと思う。しかし現状はそんなに甘くはない。
窃盗は特に昼夜問わず発生しており、
しかも24時間ほぼ全時間帯に渡って行われいるのだ。
確かに、多くの人が眠りに就く深夜や朝の通勤ラッシュ、
日中の散歩や買い物など留守の間など窃盗犯にとって好都合だが、
彼らは時間帯で窃盗をしているのではなく状況によって反抗を行うので、
「この時間帯は安心」 「ここなら大丈夫」という油断は危険となる。
泥棒の侵入手口は多種多様だが、客観的に考えて普通では及びつかないようなことを
平然とやってのける。泥棒は犯行を行う際どうやって安全に侵入して盗みを行うかを
など、いかにして「ローリスク・ハイリターン」を狙うかを常に考えているのだ。


警察には頼らない

泥棒と渡り合うのは警察の役目だと思うかもしれないが、
そんな悠長なことは言っていられないのが現状だ。
「自分の身は自分で守る」という意識が
窃盗・盗難から身を守ることを忘れてはいけない。


泥棒に2度目はない?

残念にも既に一度窃盗されてしまった場合、
「一度入られたんだからもう来ない」という考えをする人がいる。
これは大きな間違い。侵入に成功した泥棒は
同じ手口で再度侵入してくる可能性が高い。
一度侵入されたら何故侵入されたのか、
手口はどんなものだったのかなど調べて
すぐに対策を講じなければならない。


侵入の手口

窃盗事件で最も多いケースが、人通りの多い通りから完全な死角となっている
部屋の窓ガラスを破壊して侵入するというケースだ。この手口の前では
「戸締りして鍵を掛ければOK」という言葉はもはや何も意味をなしてないように思える。
次点では鍵のかかっていない玄関や窓、勝手口から侵入するケースも多く、
郵便受けの中や植木鉢の下など、水道メーターボックスの中など、
予想できてしまう場所に隠された家族用の鍵を使って
正面玄関から堂々と 侵入する手口もあるようだ。
泥棒に侵入を許してしまうと、現金や高価な貴金属など金目のものならなんでも
盗られてしまう。彼らの盗みの手口の殆どはごく短い時間(4〜5分)に行われるので
隣人も気がつかない場合が多い。


外側から見て留守の確認が出来てしまう家はダメ

泥棒にとっての一番の敵は忍び込む予定の家族とその関係者だ。
家に誰か残っているのならば安易には動かずじっと様子を見てチャンスを待ち、
全員が外出した時を好機と見て侵入を試みるのが泥棒の常套手段であるから、
家を空ける時は留守を悟られないうように気をつける必要がある。
泥棒が留守の確認をする方法は大小様々である。
例えばインターホンを押して直接確認する方法。
インターホンを押しても誰も出てこない家はもちろん留守と思われてしまう。
こればっかりは実際家を空けている場合には対処の仕様がない。
そこで役に立つの防犯グッズというわけだ。
顔や背格好を目撃されることを非常に嫌う彼らにとっては、
カメラの設置・使用は有効な手段になる。
設置が面倒くさいと思う人はダミーでもいいから設置をオススメする。
例えダミーだとしてもそれを知らない人にとっては一応の効果は望めるからだ。
他には溜まった新聞や広告用のチラチを見て確認する方法もある。
長期出張や家族旅行の場合、毎日のように配られる広告や新聞がどんどん溜まっていく。
泥棒はそれを確認して留守かどうか把握が可能だ。この場合には
先に配達を止めてもらっておく措置や、隣人や知人・友人の手を借りて
回収してもらう対処法がある。これら以外にも窓から中の様子を覗いてみたり、
洗濯物が干してあるかどうかでの確認法や、生活音を聞いたり
電気・水道メーターが動いているかどうかで留守の確認ができてしまう。
これら全ての要素を解消するのは非常に手間がかかるので、
ある程度防犯グッズに頼っても構わないが、最後の決め手となるのはその家に住む人の
こまめな防犯への気配りとなることを心に留めておいてほしい。


侵入されにくい住居・要塞を作る

住宅へ侵人する前に、泥棒はまずターゲットとなる家を選別する。
数ある住宅の中から成功する確率、得られる物品・利益を
慎重に考えた上で的を絞るのだ。
防犯の最初のステップは、自分の家を彼ら泥棒のターゲットから外すことになる。
強固な鍵や多様な感知センサー、ホームセキュリティなど泥棒に対して
「我が家のセキュリティは万全だ!」と思わせれば勝ちだ。


侵入されにくくするためには

泥棒が事前のリサーチで侵入する家を決めると前述したが、
彼らのリサーチしたデータは
長期間(長い時は数ヶ月〜一年)に渡って行われる調査結果なのだ。
「Aの家は○時○分に出かけて○時ぐらいに戻ってくる」
」Bの家は何名家族で鍵を置く場所は〜」
と言った具合で、住宅の特徴をこと細かに調べあげてしまう。
泥棒に侵入されるということはこの細かいリサーチで「隙」を見つけられたからだ。
つまり、この「隙」をなくすように心がけていれば
自然と侵入されにくい家が出来上がる。
ではどういった点が「隙」と見なされるのか。


少しの外出時も鍵をかける

買い物やごみ出し、近所への散歩など、
頻繁に自宅を出入りする人ほど
「数分程度だし、すぐ戻ってくるから大丈夫」と考えて
小まめな施錠を疎かにする傾向にある。
しかし前述したように、泥棒によっては
5分で作業を全て終えて逃げてしまう。
単純なところだからこそ泥棒は狙ってくる。
油断せず、少しの間でも鍵は閉めるクセをつけよう。


合鍵の置き場所

急な用事で家を空けなくてはならなくなったが、
家族の一員で他にだれも鍵をもっていない場合、
家族だけがわかる場所だからと合鍵を隠しておく場合がある。
隠し場所は植木鉢の下、郵便受けの中など様々だが、
これもすでにパターンと化していて長い経験を積んだ泥棒は
すぐ隠し場所を見つけ、さも家族の一員であるかのように、堂々と侵入してしまう。
よほどわかりにくい場所だとしても、隠し場所を見られているかもしれない。
これを防ぐ手立ては簡単。「合鍵は絶対に隠して置かない」こと。
少し費用がかさむが、家族分のスペアキーを用意してそれぞれに持たせればいい。


物腰や格好で判断しない

「人は見た目によらない」とはよく言われる言葉だが、
最近の泥棒でもその言葉に当はまる。
泥棒の格好で想像するのは漫画的に言えば
黒てぬぐいに黒タイツとなりそうだが、実際そんな泥棒はいない。
白昼堂々と監視・移動ができるように一般的な服装で
周囲に溶け込むことを得意としているからだ。
中にはスーツ姿のサラリーマンに扮したり、
万が一見つかってもとっさに言い訳ができるように、
工事用の作業着姿でいるなど工夫を凝らしている輩が多い。
「泥棒は見かけによらない」と自分に言い聞かせておこう。
怪しい人物は様子を見て通報をすべし。


家にいても施錠を

「家にれば泥棒は入ってこない」と過信するのは危険。
泥棒が入ってこない保障はどこにもないからだ。
以前にあった事件では、子どもが自室に入って勉強をし、
母親が料理を作っている最中に堂々と窃盗をした例もある。
この時、子どもと母親は物音を聞いているのだが、どちらも自分以外の家族の物音と
思ってしまい、結果金品を奪われてしまった。また、侵入する現場に鉢合わせして
窃盗犯が強盗犯になる可能性だってある。
家にいるときでも、あけておく必要のない場所は
鍵やドアチェーンで施錠を怠らないようにしよう。
防犯する場合の一番の敵は泥棒ではなく自分自身の
「油断」・「過信」ということを常に頭にいれておくべし。

防犯対策を目的としたコミュニケーション

防犯と言うと自分だけで行うと思いがちだが、
一人でやるより他の人の協力があれば
より高い防犯効果を得ることができる。
そのためには、地域における良好なコミュニケーションを
極力取るように心がけることが肝要である。